自社株贈与の背景

今回は、岩手県のドラッグストアである薬王堂ホールディングス(7679 東証1 時価総額460億円)の話題です。

出所:2021年10月1日 変更報告書No.5 西郷辰弘
株券等保有割合の1%以上の増減、共同保有者の追加
EDINET

概要

オーナーの西郷辰弘氏が、ご子息と推測される泰広氏へ200千株(1.01%、約4.6億円分)を贈与しました。

開示情報を見て思う事

どうしてこのタイミングで株式を贈与したのかを推測しました。

上場株式の評価について

過去3か月の各月の平均価格と、贈与日の時価の中から一番有利な価格を採用できます。

従って、ここ3か月の株価推移を見てみたところ、さほど大きな変化はなかったことから、株価変動が贈与の背景にあったとは考えにくいことがわかります。

ここでもう少し変更報告書を読み進めると、西郷辰弘氏には、もう一人ご子息、幸一氏がいることがわかります。

すでに孝一氏は薬王堂の役員となっており、200千万株保有しています。

あくまでも推測ですが、今回贈与を受ける泰広氏は、これから薬王堂に入社するのか、役員となるのか、いずれにしてもこれから主要なポストに就任するのではないでしょうか?

社内外に対して兄弟間で差をつけない為に、泰広氏に対しても、孝一氏の保有分と同額の200千株を贈与したと推測します。

むしろ気になるのは、泰広氏は贈与税をどうやって調達するのかです。

相続時精算課税制度を活用するのか、辰弘からの借入なのか、外部からの借入なのでしょうか?

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