40番観自在寺(かんじざいじ)から42番仏木寺(ぶつもくじ)まで①

  • 2021年8月16日
  • 2022年4月21日
  • お遍路
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区切り打ち9回目 き遍路2日目 /6日 2021年3月29日(月)天気:晴れ コース:愛媛県南宇和郡愛南町柏から西予市宇和町まで 歩行距離:55km 歩行時間:12時間8分  宿泊場所:民宿みやこ

通常、一日の歩行距離を30km前後として、その日の宿を決めます。ただ今回はコロナ禍の中、休業している宿が多く、適当な場所に宿がない為、歩行距離を延ばすことにしました。

宿「かしわ」から松尾トンネルまで

5時40分、今日は歩行距離が長いので日の出前に宿を出発です。あたりは随分と明るくなっていましたが、まだ星空が見えます。宿の方に教わった通り、川沿いの道に沿って歩きます。20分位で柏坂へんろ道の入り口に着きました。kashiwa 7

柏坂を登り始め、6時を過ぎると周りもうっすら明るくなってきました。ただ、今日は誰も先に歩いた人はいないとみえ、蜘蛛の巣が絡みつきます。前日の松尾峠(標高300m)は急坂と言われていますが、この柏坂は標高が460mあり、海岸近くから一気に登るので、こちらの方が感覚的には急だと思います。kashiwa 1

坂を登っていると、何か動物の群れ(といっても恐らく3頭くらい)が遠いところで、山を駆け上がるのに度々遭遇しました。お尻が白い動物だったので、恐らく鹿だと思いますが、薄暗い山の中、自分以外に人間はいないところなので、かなり怖い経験です。kashiwa 2

6時20分、柳水大師に到着。弘法大師が、往来の旅人の渇きを癒すために柳の杖でつき立て水を湧き出させたという伝説が残る場所です。まだ登りは続きます。標高460mの水準点を越えると突然、視界が開けます。kashiwa 3

6時45分、つわな奥展望台に到着です。写真はまだ朝早い時間なので、全体的に白ばんでますが、複雑な地形をした由良半島が、朝日の上る中で素晴らしい景色を提供してくれました。ここまで一気に登ってきたので、景色を楽しみながら休憩です。kashiwa 4

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ここからは下りになります。途中に休憩所があります。写真には納めませんでしたが、地元の人が昔話紙芝居のように数十メートルおきに並べてくれていたので、読みながら坂を下ります。tuwana 2

山を下ると津島町を川に沿って歩く遍路道になります。この季節は川沿いに植えられた桜が奇麗です。外国の珍しい景色も素敵ですが、これぞ日本の原風景という感じで贅沢な気持ちになります。tushima 1

9時、津島病院前のバス停に到着。津島大橋の手前にあるコンビニで買った朝食用のパンを食べてエネルギーを補給します。へんろ道は国道56号を歩きますが、津島町の市街地を抜けると松尾トンネルに向けて登り始めます。

松尾トンネルからJR宇和島駅まで

9時45分、松尾トンネルの入り口に到着。トンネルの脇を登っていくのが宇和島松尾峠へんろ道です。高知県との県境にある松尾峠と混同しないように、宇和島の地名がついているようです。matuo 1

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へんろ道が奇麗に整備されていて、トンネルが出来る前は相当人の往来があったのではないかと思われます。標高220mも登ったという感じがしないまま、へんろ小屋に到着。いわゆる休憩所ですが、手入れが行き届いています。matuo 3

峠を抜けるとへんろ道は、砕石工場の脇に出ます。石を砕く音やベルトコンベヤーで運ぶ音が響き、ダンプカーがひっきりなしに通りますので、足早に通り抜けます。しばらく山を下ると再びへんろ道は国道56号と合流します。matuo 5

これまで山の中を歩いてきただけに、宇和島のような大きな町を歩くことに戸惑いを感じます。へんろ道は宇和島の市街地に向けて進んでいきます。11時45分、馬目木大師に到着です。馬目木大師は、弘法大師ゆかりの場所ですが、住宅街の中にひっそりと往時の面影を残しています。何となく少し寂しい気持ちになりました。mamiki 1

馬目木大師を後にして宇和島の市街地を歩きます。宇和島城を間近に見ながら龍光院に向かいます。12時15分、龍光院に到着です。ryuko 1

小高い丘の上にあり、宇和島の市街地を一望できます。この場所は、宇和島城の鬼門に位置しています。宇和島藩の安泰を祈願して建立されたとのことです。龍光院は、別格霊場であり、また40番札所の奥之院です。ryuko 2

奥之院というと山奥にひっそり佇んでいるイメージがありますが、ここは市街地のど真ん中で、開けた場所にあります。訪れる人も少なく、静かに宇和島の街を眺めるにはもってこいの場所です。ryuko 3

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