市場区分対応による株式売出

勘定奉行にお任せあり~、でお馴染みの株式会社オービックコンサルタント(4733 東証1 時価総額4,100億円)の話題です。

出所:2021年8月30日 株式会社オービックコンサルタント 
売出価格等の決定に関するお知らせ 
適時開示情報閲覧サービス

概要

オービックコンサルタントの野田社長以下役員による株式売出条件が開示されました。

9,714千株(全体の約13%)、金額にして498億円という大きな額の売出です。

開示情報を見て思う事

今回の売出しは、市場区分変更への対応としては最大のものではないでしょうか。

これは株主構成を見ると明確です。

個人株主の割合は、49.45%ですが、その内役員の保有分がなんと36.1%です。

実際には、一般の個人投資家は13%程度しかいないということです。

従って、今般の市場区分基準に照らせば、このままでは流通株式比率の35%をクリアすることは難しいので、売出しを行ったと考えるのが合理的です。

まとめ

今回の売出しは額が大きく、国内投資家だけでは捌けず、海外投資家へもはめ込むことから、主幹事1社、引受人3社という大掛かりな布陣を敷いています。

東証が進めている市場区分変更については、現状とさほど変わらないという意見が多いようですが、同社のように偏った株主構成の会社が、より開けた公開会社になるという意味では非常に有効な政策だと私は思います。

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