親会社等の決算内容の見方③

今回は、明治時代から製造されている仁丹の製造元である森下仁丹(4524 東証2 時価総額80億円)の親会社の話題です。

出所:2021年7月29日 森下仁丹株式会社 
「非上場の親会社等の決算に関するお知らせ」
適時開示情報閲覧サービス https://www.release.tdnet.info/

概要

森下仁丹の親会社である「株式会社森下泰山」は、非上場企業にも関わらず今回、決算情報を開示しました。
上場企業株式の議決権保有比率が20%以上の場合、東京証券取引所のルールで非上場であったとしても、資産管理会社の決算を開示する必要があります
例外として、上場株式だけを保有している場合には必ずしも開示する必要はありません。
別の資料から、森下仁丹の株主構成を見ると、(株)森下が1,095千株(26.39%)保有しており、どちらにしても決算内容を開示しなければなりません。

開示資料を見て思う事①

貸借対照表からは、有価証券に1,944百万円が記載されています。
繰延項目がないので、簿価だと推測できます。
どれくらい含み益があるかと計算すると、時価が1,095千株×1,914円 = 2,095百万円ですので、151百万円となります。
会社設立から10年以上時間が経っていますが、株価が安定しているということでしょうか。

開示資料を見て思う事②

損益計算書には、受取配当金が、47,620千円記載されています。
(株)森下の持株比率が26.39%ですので、配当金の益金不算入割合は50%となります。
当期利益が36百万円、繰越利益剰余金が365百万円ですので、設立来10年間に渡って利益を積み上げた結果だと思われます。

まとめ

(株)森下の代表取締役社長である森下氏は、昭和47年生まれのお若い方ですので、これから長期に渡って森下仁丹からの配当金収入を貯めていかれると推測されます。
老舗企業で安定した配当収入が期待出来ることから、コツコツと貯めるには向いていると思われます。
いずれは、相続を見据えて、不動産等も資産に加えていくと思われますがどうでしょうか?
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