競走馬への投資②

サラブレッドとは

ちなみにサラブレッドとは、THOROUGHBRED、つまりTHOROUGH=徹底的に、BRED=品種改良されたものという語源から来ています。

強く速い馬の血を残し、さらに強く速い馬を作り出す、こうして優秀な血統を引き継いでいるという意味です。

サラブレッドでは、人工授精が国際的ルールで認められていません

優秀な血統を残すという目的であれば、人工授精が手っ取り早いですが、次世代での近親交配の可能性や、血統の正当性確保のため、自然交配しか認められていません。

種牡馬(引退後)になったら

競争馬は現役を引退すると、種牡馬として第二の人生を送る事になります。

サラブレッドは、強く速い血統を残す為、限られた馬しか種牡馬になることは出来ません

このため、その子供たち(産駒)が優秀な成績を上げるようになると、当然種付け料金もそれに応じて上がっていきます。

結果として、人気種牡馬ともなれば、生涯獲得賞金と比較にならないほどのもうけを馬主にもたらすことになります。

従って、ダービーに勝ったような馬が、その後レースでケガでもして察処分されると元も子もないので、早めに引退させるという現象が起こるわけです。

ディープインパクトの事例

特殊なケースですが、三冠馬で日本初の世界ランキング1位となったディープインパクトの例で考えてみます。

  • 当初のセリの価格:70百万円
  • 生涯獲得賞金:14億円
  • 種牡馬価格:51億円(シンジケートで60口)、よって1口あたり85百万円
  • 10年間の種付け頭数:2,333頭
  • 年間の種付け料:185億円(3,000万円/1回が目安)
  • 子供たち(産駒)が稼いだ賞金合計:349億円

当初70百万円で買った馬が、数百億円稼ぎ、また次の世代(産駒)の種付け料までも期待できることになります。

競走馬への投資はまさに、節税しながら一獲千金を馬に託すことになります。

その他

競走馬を個人で所有するか、法人で所有するかは、個人は所得税対策、法人は収益対策、それぞれ個別事由により異なってきます。

ディープインパクトは、金子真人氏の資産管理会社である金子真人ホールディングスで、北島三郎氏のキタサンブラックは、大野商事という資産管理会社で所有しています。

競走馬の相続財産としての評価は、売買実例価額や精通者意見価格等を参酌して評価するとされていますが、余程の活躍がなければ、評価はないと言われています。

また競走馬への融資ですが、金融機関によっては、事業性資金としての位置づけで対応する場合もあるようですが、一般的には難しいと思います。

そもそも競走馬が活躍するかどうかを、蓋然性をもって評価できない以上、通常の融資審査の遡上には乗りにくいからです。

やはり、手元資金の範囲で、芸術品が大化けすることに使うのが王道のようです。

まとめ

競走馬への投資を紹介しましたが、まずは馬が好きである事が基本にあると思います。

確率からすれば、ビジネスとなり得る可能性はかなり低いからです。

馬という芸術品をもつステータスと、あわよくば一獲千金を手に入れることが出来るかもという遊び心をもつ、粋な方が馬主には向いているのかも知れません。

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