「本間宗久翁秘禄を読む」青野豊作著 感想文⑦

出典 本間宗久翁秘録を読む 青野豊作 東洋経済新報社

三つの相場禅

3.気を転ずるに智

13.一日の相場を考へ、商内致すは宜しからず

・日計りの商内、するべからず

相場を仕掛ける際には大勢を見定め、目先の相場が上昇トレンドにあるのか、それとも下落トレンドにあるのかを見極めなければならない 

上昇トレンドならどの水準まで上昇するものなのか、どの水準で上げ止まるのか、大勢としてどのような値動きとなるのかを細心の注意をもって分析して見定めねばならない 

上昇トレンドとみて買い出動すると決めたら、目先的な値動きに惑わされずに最後まで自分の方針通りに行動すべき 

ただ単純に相場とは安値で買い、高値で売ることにすぎないと短絡して考えて行動すると、結局のところ商内量ばかりが増え、とどのつまり損をすることにもなる

・商内急ぐ時、損出るなり

14.八、九分通り仕当たり候時、必ず勝に乗るべからず

・利食い売りの大鉄則 腹八分目の原則

相場の成否は、相場の見方もさることながら、実際にどのように売買するかによって左右される 

相場のコツは見方よりも仕方、危ない相場をいかに危なくない仕方でするかということ

・後悔に二つあり、是を心得べし

利食い売りが少しばかり早すぎた時にする後悔と、欲張って深追いしたがために反動安に巻き込まれて損勘定となった時にする後悔とでは、同じ後悔でも天地の違いがあるとしている

・相場は意地悪敷く(あしく)高下するものなり

予想をはるかに超えるスピードで上昇し、早々と当初の目標値を超えるまでに上昇した相場はすでに天井圏に近づきつつある 

急ぎ手仕舞いし、さらに四、五十日の間、商内を休んで相場の動向をもう一度冷静な目で見直すことが大切 

商内を休んでいる間に相場がなお上昇するという見方に立ったとしても、決して再び買い出動してはならない

 

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