「本間宗久翁秘禄を読む」青野豊作著 感想文⑧

出典 本間宗久翁秘録を読む 青野豊作 東洋経済新報社

三つの相場禅

3.気を転ずるに智

15.上げ下げを取る心にては、年中休みなく、それ故損出るなり

・罫線は後から見るとよくわかる

相場の過去の足取りを分析し、振り返ってみているとあの上げた時に売り、この下げた時に買えば儲かったのにと思うこともままある

しかしそれは現実にはまずありえない 

往復狙いで儲けようとすると一年中、休みなく商内をし続けることになって神経は休まらず、相場の目先的な値動きばかりを追いかけているために大勢を見誤り、結局のところ損をする羽目になるのがオチ

・ドデン返しは厳禁と知れ

反対売買をすること自体が間違っている 

それまでの方針と正反対のやり方で売買しても結局は傷口を広げるだけ 難平戦法と同じく、もともと相場の原理原則に反する行為でしかない 

一発逆転の妙法と勘違いしている

16.休むこと忘るる時は、商内仕舞ひの節、決して損出べし

・相場の大鉄則 休むも相場

相場の魔力に引きずり込まれている状態に陥ると、相場の大勢を冷静に見極めることもできなくなり、ただ相場の動きを後追いするだけになる

冷静さを欠いている故に見込み違いとなった時に損切りして手仕舞うこともできなくなる

まとめ

  • 機を待つに仁  まず忍耐強く商機の来るのを待ち続けること
  • 機に乗ずるに勇 商機、好機とみたらリスクを恐れずに出動して、相場に乗ること
  • 気を転ずるに智
    見込み通りで評価益をみたら、深追いせず目標値の七、八分で利食いし手仕舞いすること
    見込み違いで評価損をみたら、取り返そうとせずにまず損切りし、手仕舞い休むこと
    相場を仕掛けることをやめること(智慧を自分の判断に活かすため)

 

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