会社の資金調達と元オーナーの株売却

今回は、ミシュランの一つ星、レストランひらまつを運営する株式会社ひらまつ(2764 東証1 時価総額92億円)を採り上げました。

ひらまつは資金調達をした一方で、元オーナーの平松氏が株式を売却したという話題です。

出所:
2021年7月16日 株式会社ひらまつ 「株式会社マルハン太平洋クラブ・・・」
適時開示情報閲覧サービス https://www.release.tdnet.info/
2021年7月19日 変更報告書No.25 「株券等保有割合が1%以上減少したため」
EDINET https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

概要

ひらまつは、パチンコ大手のマルハンとの間で業務提携をすると共に、マルハンを引受先とする第三者割当により約77億円を調達しました。
一方、ひらまつの元オーナーである平松氏は、市場で同社株を売却しています。

取引の背景(当方の推測ですが)

ひらまつは、過去に創業家と経営陣との間でお家騒動があったのは記憶に新しいところです。
結果としてプライベートエクイティファンドのアドバンテッジパートナーズを入れて経営のてこ入れを図っています。
今回の業務提携及び資金調達によって、アドバンテッジはお役御免となり、新しくマルハンがパートナーとして経営に参画します。
太平洋クラブの立て直しに実績を残したマルハンですから、ひらまつの企業価値向上に期待したいと思います。
一方で、創業家出身の平松氏が、このタイミングで株式を売却したのは、偶然だとは思いますが、恐らく本件は知らされてなかったのでしょうね。
平松氏は、役員を辞めてからすでに1年以上経過していますので、インサイダー関係者ではないですし、ひらまつの経営には関心はないでしょうから売却しても不思議ではないですが。

感想

今回の株式売却で、平松氏は奥様の保有分を含めて保有比率が5%未満となります。
今後は、大量保有報告書の提出義務者ではなくなりますから、開示することなく株式を売却することが出来るようになります。
ひらまつは、これで創業家から名実ともに離れることになるんでしょうね。
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