市場って何?

市場って何?

市場と名の付くものは、為替市場にしろ、株式市場にしろ、なかなか自分の思ったようには動かないものです。

そこで今回は、市場ではどのようにして価格が決定されているのか、

そして、価格を決定している参加者について考えていきたいと思います。

市場において、価格はどのように決まるのか?

一言で言えば、市場での価格決定プロセスは、美人投票であるという事です。

特に為替市場や株式市場は、ネット取引の普及も進み、今や誰でも機関投資家と同じように売買に参加することが可能です。

従って、市場で決まる価格というのは、為替レートにせよ株価にせよ、

市場に参加している不特定多数の人たちの総意が集約された結果である言えます。

いくら自分が分析した結果通りになると信じていても、そのような結果になるかはわからないという事です。

為替市場も株式市場も価格は美人投票のプロセスで決まる

美人投票に例えれば、

自分が投票したいと考えている候補者が、隣の人が投票したい候補者と同じであるとは限らないのと同じ理屈です。

もし美人投票の結果を賭け事にしているのであれば、私なら自分の好みよりも優勝しそうな候補者は誰かを考えます。

市場がどう動くかを独り善がりに分析するよりも、市場参加者がどう判断し行動するかを分析する方が、予想を外しにくいと言えます。

美人投票では自分の好みではなくて、誰が優勝するかを考えることが重要
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太郎くん
ここまでは分かりました!
ところで市場参加者って誰の事ですか?
チー坊
いい質問だね。
本当はね、よくわからないんだよ

市場参加者って誰?

市場での価格決定プロセスが分かった後は、では誰がこのプロセスに参加しているかを考えていきたいと思います。

市場参加者の行動を予測する際に厄介なことは、市場参加者という便利な言葉に覆い隠されて実態がよくわからない事です。

ニュース記事を見ると、

必ず目にする『市場参加者によると・・・』というコメントですが、いったい誰のことを指しているか不思議に思ったことはないですか?

市場参加者という具体的な参加者は実在していない

コメントの裏を取るために、市場に参加している全ての人にヒアリングしているはずはありません。

発言力の強い人、ヒアリングし易い人、情報発信者が自分の発信したい内容を意図的に後押ししてくれる人を選んでいるかもしれません。

あるいは、自分が意図した方向に、人々の関心を向けさせたいという意図を持った人が、情報を持ち込んでいるかもしれません。

要するに、厳密にいえば市場参加者って、誰だかわからないのです。

だからこそ、市場参加者という言葉を聞いたときは、情報発信者の意図を探ることが必要だと思います。

市場参加者を作り出した情報発信者の意図を推測すること

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この姿勢は、

普段から情報発信者がどういう立ち位置にいて、どういう意図をもって情報発信しているかを推測する習慣を身につけるしかありません

例えば、中立な立場の情報と言われている日経新聞の記事内容を考えてみましょう。

本当に内容にバイアスがかかっていないと言い切れるでしょうか?

内容によっては、社会全体に忖度しないとは限らないと思いませんか?

これは、日経新聞という特定の報道機関だけに限る話ではないと思います。

どこでも起こりえると思いませんか?

ここで大切なのは、発信された情報を鵜吞みにするのではなくて、

情報として受け入れる前に、『あれ、この内容は何か違和感ないか?』と疑う姿勢だと思います。

まず市場に関して発信されるあらゆる情報を疑う習慣を身につける

こういう習慣がつくと、

海外のメディアが報道する内容を参照してみた方が良さそうだとか、

違った切り口からこの内容を掘り下げた方が良さそうだとか、

自分なりの判断の軸が出来てくるはずです。

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まとめ

『市場』という言葉は、市場参加者、市場心理のように便利な言葉として、私たちには身近な存在です。

一方で、掴みどころがない上に、全体を支配する何らかの意思によって動いている、摩訶不思議な存在です。

このような市場を相手にする以上、悩まされるのは仕方ありません

世の中に溢れる情報に惑わされることなく、冷静に市場と向き合うことが出来るようになる一歩として、自分自身の判断基準を持つ習慣を身につけましょう

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