64番前神寺(まえがみじ)から65番三角寺(さんかくじ)まで②

後半は、番外霊場である仙龍寺から民宿岡田までを紹介します。

仙龍寺
銅山川沿いのダム湖
椿堂のおさわり大師

別格霊場 仙龍寺(せんりゅうじ)

9時45分、仙龍寺に到着しました。
山深い遍路道を歩き、目の前に現れたこのお堂の姿を見るだけでも運気が高まる気がします。
本堂も大師堂もこの建物の中にあります。
それにしてもお堂への入口だけ見ても歴史を感じませんか。
参拝するには、靴を脱いで中に入る必要があります。
床に敷かれた赤いカーペットが奥まで続きます。
さすがに本堂と大師堂は写真に収めていませんが、納経場所はアットホームな雰囲気に包まれています。
納経後は、お堂の中を散策します。
廊下の先には、トイレや風呂場、脱衣所があります。
今は、宿泊を提供していないので、立ち入り禁止となっている場所がありますが、当時の雰囲気を感じることが出来ます。
仙龍寺の入口に立って、正面の写真です。
いかに仙龍寺が山深い中に建っているかがわかります。
10時20分です。いつまででも居たい気持ちを抑え、先に進むことにします。
仙龍寺までは山道を歩いてきましたが、ここからは脇を流れる川に沿って駐車場へと下っていきます。
今となっては、再建築が不可と言われている仙龍寺の土台部分です。
どうか、次回伺うまで、今と同じ姿で待っていて欲しいと思います。

仙龍寺から椿堂(つばきどう)まで

仙龍寺を出ると、銅山川に沿った国道を歩くことになります。
車のない時代は、三角寺からあの険しい山道を歩いて仙龍寺まで来ていたのでしょうが、今は国道からのアクセスがあるので、車であれば容易に参拝できるはずです。
この先には、銅山川を堰き止めてできた新宮ダムがあります。
その際に水没した小学校の跡地だそうです。
約1.3kmある堀切トンネルの入口です。
このトンネルを抜けた先には、三角寺からの遍路道との合流点があります。
トンネルを抜けても標高は400mあります。
写真ではわかりにくいのですが、ここは山間を抜ける地形のせいで強風が吹きすさんでいます。
三角寺からの遍路道との合流点である半田休憩所を通り過ぎた時に、強風のせいで遍路道地図をなくしていたことに気付きました。
ポケットに入っているはずの地図がなくなっています。
軽量化のために、今回歩く道に対応する箇所だけを持ち歩いていたことが裏目に出ました。
急いで家族に連絡し、残りの箇所を写メしてもらい、携帯を見ながら歩くことになりました。
12時40分、椿堂に到着しました。

別格霊場 椿堂

弘法大師がこの地を訪れた際、熱病が流行しているのを聞いて、杖を以て地面に邪気を封じたという伝説が残っています。
この杖から椿の木が生えたことが、椿堂の由来だそうです。
おさわり大師の後ろにあるのが、伝説の椿の大木です。
おさわり大師は、右手で大師像を触りながら左手で痛い場所を触って祈祷すると、痛みが収まるご利益があると言われています。
赤く塗られた不動尊の迫力に圧倒されます。

椿堂から本日の宿 民宿岡田まで

椿堂を出たのは、12時45分。
実は、ここから民宿岡田までの約7kmある道がきついのです。
遍路道の途中にある休憩所、しんきん庵・法皇です。
椿堂から民宿岡田までは、長い上り道が続きます。
実際には標高で200mほどなので、元気がある間であれば問題はないのですが、これまでに25km程度を歩いてきた足には堪えます。
ゆるやかな上り坂を7kmも歩いていると、ボディブローのように足にきますので、ご注意ください。
愛媛県と徳島県をまたぐ、約1kmの境目トンネルを抜ければ本日のゴールは目と鼻の先です。
14時30分、民宿岡田に到着しました。
それにしても椿堂からのだらだら上り坂はきつかったです。

本日の宿 民宿岡田

こちらの宿にお世話になるのはこれで2回目です。
まだご主人の岡田さんはご健在です。よかったです。
今年で96歳?にもかかわらず、私が宿に着いた時には、屋根に上って修繕していました。
今回も食事の後には、雲辺寺までの遍路道を丁寧に説明してくださいました。

歩き遍路5日目を終えて

今回、宿泊客は、私を含めて4名でした。
コロナで減った歩き遍路が元の状態に戻るには、まだ時間がかかりそうです。
今回の区切り打ちを計画した段階で、一番最初に予約をしたのはこちらです。
66番雲辺寺を打つには、こちらで前泊する必要があるのですが、コロナ禍の影響で営業していない場合には、ルートを見直さなければならないからです。
この時期になると気温も10度以下になり、野宿という訳にもいきません。
歩き遍路をする人が減少している上に、コロナ禍で、どこの遍路宿も経営的に厳しい状況であることは容易に想像つきます。
こうした中でも歩き遍路の為に営業を続けてくれる遍路宿の皆様には、本当に頭が下がります。
疲れ切った状態で宿に辿りついた時に、体を癒す場所を提供してくれる遍路宿の有難さは、何物にも代えがたいものです。
いつも有難うございます。
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