区切り打ち9回目の6日目続きです。前回は、久万高原町から松山市内を目指し、三坂峠を下った麓にある坂本屋さんまで来ました。
坂本屋から46番浄瑠璃寺まで
三坂峠を下ったとは言っても、坂本屋のある場所はまだ標高で300m位のところです。しばらくは、写真のようにだらだらとした下り坂に田畑が点在した遍路道が続きます。
坂本屋を経ってから1km位歩くと、大師堂があり、その正面に弘法大師と鯨の頭に似た大きな石が横たわっています。この石は、表面に無数の網目状の筋がついているところから弘法大師の網掛石と言われているそうです。
浄瑠璃寺までは、のどかな日本の原風景とでも言いたくなるような景色の中を歩きます。なぜかこの時は、ミツバチの群れが飛んできては離れていく中を歩いていたので、景色を楽しむ余裕はなかったのですが。
網掛石から2kmほどで浄瑠璃寺に到着です。時刻は、10時15分です。
46番浄瑠璃寺
仏手石、説法石、仏足石等、さまざまなご利益があるお寺さんと言われています。境内は、決して高木ではないのですが、様々な木々が立ち並び、緑豊かな落ち着いた雰囲気のお寺です。
お昼には少し早いのですが、宿で握ってもらったおにぎりを境内で頂きました。
次の八坂寺までは、距離にして500m位です。歩いてもせいぜい15分位の距離ですが、遍路道脇には花が植えられていたり、目を楽しませてくれる置きものが続きます。
下の写真にあるお城のオブジェは、前回(7年前)通った時にもありました。実物は結構大きいのですが、良く残っていてくれました。
47番八坂寺
11時に到着です。こちらでは、相変わらず猫さんがお出迎えをしてくれます。
スマホを向けたら逃げられてしまい、写真には残せなかったのですが、お寺の主ではないかと思います(笑)八坂寺は、風格のある本堂が、周りの景色に溶け込み開放的である一方で、それでいて凛とした雰囲気があります。
八坂寺から次の西林寺までは、5kmほどです。八坂寺を出てすぐ、遍路道は大きなため池の脇道を抜け、住宅街を進みます。
ここ周辺は、四国遍路の元祖、衛門三郎の出身地と言われています。札始大師堂は、衛門三郎が初めて札を納めたところとされています。
ここから西林寺までは、2km弱の距離です。住宅街を抜け、重信川に架かる久谷大橋を渡ります。