38番金剛福寺(こんごうふくじ)から月山神社(つきやまじんじゃ)まで③

  • 2021年8月11日
  • 2021年9月5日
  • お遍路
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区切り打ち8回目
歩き遍路4日目/5日

2020年10月26日(月)
天気:晴れ
コース:土佐清水市竜串から宿毛市宿毛
歩行距離:47km
歩行時間:10時間50分
宿泊場所:ホテルアバン宿毛

今回の区切り打ちでは、月山神社を参拝することを楽しみしていました。

月山神社への参拝は、古来より金剛福寺を打ち終えた遍路が、選択すべき道程の一つとして重要な位置づけをされていました

最近はお遍路さんの間でも人気のないルート上にあり、情報も限られていたので、どんなところかと不安もありましたが、月山神社を訪れて本当に良かったです。

チー坊
足摺岬の西側海岸を通る遍路道は、月山神社を参拝したら終わりです。
その後は、山の中を歩いて宿毛の市街地を目指します。
西海岸も終わりに近づいてきましたが、月山神社の手前に絶景ポイントがあります。
今日中に宿毛にたどり着くことが出来れば、明日は39番延光寺へ向かいます。
叶崎灯台の猫たち
叶崎黒潮展望台
大月へんろみち
地元大月小学校の子供たち

宿 南国ホテルから叶崎展望台まで

明日、延光寺を打つ為には、今夜は宿毛に泊まりたいところですが、それなりに距離があります。
そこで到着時間を気にしなくても済むように、今夜の宿はビジネスホテルにしました。
ホテルは日の出前の5時50分に出発しました。
波が海岸に打ち寄せる音だけが響く、夜明け前の海岸も素敵です。
歩き始めて30分位経った、下川口という集落の海岸で見つけた変わった岩です。
ようやく朝日が海に上がってきました。
3kmくらいは、トンネルを出たり入ったりを繰り返して、ようやく最初の目的地である叶崎灯台が遠くに見えてきました。
叶崎灯台の入口から今まで歩いてきた道を振り返った景色です。
7時50分、灯台の入口に到着です。
ここは「西の足摺岬」と呼ばれているそうですが、まさに納得です。
切り立った断崖の上に可愛らしい白亜の灯台が建っています。
この灯台は明治44年に建設されてから今でも現役だそうです。
灯台からはあまり景色が見えません。
景色を見るなら、ここから5分程度歩いた展望台からの方がいいと思います。
ここの名物は、景色ではないんです。
主役は人懐っこいたちなんです。
とにかく何匹いるのかわからないほどで、朝食を食べようとお弁当を広げた途端に、猫たちに囲まれてしまいました。
きっと地元の方が食事の世話をしていると思いますが、まさに猫たちがここの住民です。
こんな時間に他に人が来るわけもなく、私が歩き始めても、後をついてくる猫たちに後ろ髪をひかれながら、灯台を後にしました。
ここが、先程の灯台から歩いて数分のところにある叶崎黒潮展望台です。
それにしてもため息が出るほど、雄大な太平洋の景色です。

叶崎展望台から月山神社まで

叶崎展望台から月山神社への遍路道である「大月へんろみち」までは、3km程度です。
これまで歩いてきた国道321号線との分岐点を左に折れ、大浦の港をぐるりと半周すると、大月へんろみちの入口に到着です。
これは大浦にある遍路小屋ですが、地元の子供たちからメッセージに心を打たれます。
これは、大浦の港を半周して、今来た道を振り返った景色です。
これでしばらく海沿いの遍路道とはお別れです。
大浦の町を抜けて、へんろみちの入口から月山神社を目指します。
月山神社までは、せいぜい1km程度の山道ですが、道の両脇にこういった地元の小学生からのメッセージが吊り下げられています
こうしたメッセージは、50m毎にあったのではないでしょうか。
子供たちに応援されていると感じながら歩けることこそ、歩き遍路にとって最大の喜びです。
後で教わりましたが、小学校の授業として、定期的にへんろみちの整備やこうしたメッセージの管理を行っているそうです。
10時、とうとう月山神社に到着です。
意外と目立たないというか、ひっそりと景色の中に溶け込んでいる神社です。
神社とお寺がここでは併設された形で残っています。
住職さんを探しても姿が見えなかったので、御朱印を頂けなかったのは残念です。
納経を終えた時、小学校の授業で、遠足に来ている小学生の一群と鉢合わせになりました。
まさか子供たちを前にして、『お遍路さんに質問ある人~?』と、即席の授業が始まった時には焦りましたが(笑)
出発する際、子供たちに「お遍路さん~、頑張ってく・だ・さ・い~♪」って言われた時はさすがに恥ずかしかったです。
一方で、地元文化にお遍路が溶け込んでいることを知って嬉しくもありました。
彼らは、一日かけて、これから私が進んでいく遍路道に先程のメッセージボードを吊り下げていくそうです。
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