竜宮神社から土佐清水港まで
竜宮神社を後にした遍路道は、徐々に下り坂となり、大浜、中浜と進むにつれて海抜ゼロ地帯となります。
中浜(なかのはま)は、ジョン万次郎の生誕地です。
写真はジョン万次郎の生家です。
これから、内陸を通る遍路道へ向かいます。遍路道の入口がとても分かりにくく、迷子になってしまいました。
遍路道の入口は、水色の橋のたもとのはずですが、いくら探し回っても見当たりません。
一旦、橋が通る県道まで登らないといけなかったのですが、それがわかりませんでした。分かりにくいので注意してください。
遍路道はシダが生い茂り、これが遍路道かと不安になりますが、道標に従い、気にせず進んでください。30分ほど山の中を歩くと、麓の土佐清水港に下りることができます。
時刻は11時40分です。ちょうどお腹もすいてきたので、久しぶりにレストランで食事しました。
土佐清水港から竜串海岸まで
土佐清水港から竜串海岸までは、8km前後あります。途中、落窪海岸一帯は、国立公園に指定され、化石漣痕(かせきれんこん)が有名です。
化石漣痕とは、海底に波などの影響によってできた模様が形となったものです。16時、今夜の宿がある竜串海岸に到着しました。
ホテルにチェックインし、竜串海岸を散策しました。まさに奇勝奇岩の壮大な風景です。
打ち寄せる波にさらわれないように注意しながら、岩の上を移動します。潮が満ちていなければ、もっと岩が露出していると思いますが、それにしても不思議な光景です。
岩にはそれぞれ名前がつけられていました。
1時間ほど散策したころには、夕日が映える海岸となっていました。
今日の宿 南国ホテル
観光シーズンを外していたせいもあると思いますが、竜串海岸周辺は人気がなく、寂しい印象を受けました。
3日目を終えて
今日は、足摺岬の西側海岸を歩くことで、素晴らしい景色を堪能できたことが最高のご褒美となりました。一方で、こんなに素晴らしい観光資源を、もっと多くの人に知ってもらうには、どうすればいいのか考えさせられました。歩き遍路だけが独り占めするには、勿体ないほどの自然の素晴らしさだからです。