それにしても足摺岬からの景色はきれいだったですよ。前回からの続きです。今回は足摺岬に到着した後、周辺の自然歩道を歩き、観光を楽しんだ後、38番金剛福寺を参拝した話です。
足摺岬
15時10分到着です。足摺岬には、見どころがたくさんありますが、やはり何といっても太平洋に突き出た岬の美しさです。この写真は、天狗の鼻と呼ばれる岬の先端から灯台を眺めています。
周辺は自然歩道で繋がっており、20分も歩けば名所・名跡を見て回れます。次は、灯台側に移動してから、天狗の鼻を眺めた写真です。
これは灯台です。高知を代表する観光地なので、観光客も大勢きています。
弘法大師ゆかりの史跡なども幾つかあります。写真では見えずらいですが、南無阿弥陀仏と岩に書かれていますよ。
38番金剛福寺
15時40分、37番岩本寺から、実際には99km(地図上では81km)の距離を3日間かけて歩いてきました。昔の人は、よくぞこの地まで巡礼をしていたかと思うと、感慨深いものがあります。
金剛福寺は、境内に広い池を擁し、南国らしい雰囲気の中、昔から大いに栄えた面影を感じます。お遍路さん以外にも、観光で訪れる人もたくさんいらっしゃいます。
写真の亀は、弘法大師が呼んで沖の不動岩まで渡してもらった伝説に由来するものだそうです。これは、周辺に点在する弘法大師伝説、「足摺山七不思議」のひとつです。
16時、納経を終え、金剛福寺を後にしました。
白山洞門
宿までは、歩いて10分くらいの距離ですが、その前に白山洞門を通り過ぎる訳にはいきません。高知県の天然記念物であり、花崗岩の洞門では日本一です。
洞門にたどり着くまでに300m程度の階段をおりますが、その迫力はやはり、海岸まで下りないと感じられません。ただ、階段の上り下りが結構大変です。
ちょうど夕日が洞門を右方面から照らして、いい雰囲気を醸し出しています。洞門に行く途中には白山神社があります。
ここまで下りた階段を上って、宿に向かいます。疲れた足には結構堪えます。
本日の宿 民宿足摺はっと
16時40分、地元の漁師さんが経営する民宿足摺はっとに到着しました。取れたての美味しい海の幸が楽しめると評判の宿です。
これは、とれたての清水サバです。お食事美味しかったです。刺身だけでもまた食べに来たいです。
2日目を終わって
四万十川のほとりから足摺岬まで、47kmの距離を歩きましたが、前半は山の中、後半は海岸線となかなか変化の激しい遍路道でした。この季節にしては、天候に恵まれて暑すぎる位とはいえ、歩く身としてこれほど有難いことはなく、感謝の気持ちでいっぱいです。余談ですが、宿に入って携帯をいじろうとしたら、電波が届いていないことに気付き、やはり歩き遍路はドコモでなければならないということを思い知りました。