鯖大師(さばだいし)から甲浦駅(かんのうら)まで
朝のお勤めを終えて、7時から朝食を頂きます。鯖を三年絶ってから祈願する「鯖断ち祈願」を行うと、願いが叶い、病気が治り、幸せになるとのご講話を頂きました。鯖を断つのはさすがに私には難しいですが・・・。苦笑
7時30分、荷物をまとめて出発です。天気予報では雨との事で、雨具を着て備えます。
ちょうどJR牟岐線の鯖瀬駅(さばせ)に列車が到着したようです。
浅川にある大砂海水浴場周辺の景色です。海岸線が複雑なリアス式海岸で変化に富んだ景色が楽しめます。この頃からポツポツと雨が降り始めました。
ここはJR海部駅を過ぎた辺り、那佐湾に沿って歩いています。遠くに見えるのは、那佐半島です。地図で見る限り、半島には集落はなさそうなので、波も静かで魚の宝庫のようです。
時刻は9時30分です。天気が良ければ、色合いが鮮明でもっと素晴らしい景色だろうと思います。
10時45分、宍喰(ししくい)の街を通過する頃には、雨も本降りとなり、「ホテルリビエラししくい」に隣接する道の駅で雨宿りしました。
11時50分、甲浦駅の目と鼻の先にある、海の駅東洋町に到着しました。ここで、列車の出発時間まで時間を過ごすことにします。
海鮮丼だったかメニュー名は忘れてしまいましたが海、山、川の幸がお手頃価格で手に入る海の駅道の駅は本当に有難いです。車で来たら刺身とか格安の海産物を大量買いしてしまいそうです。
12時45分、甲浦駅に移動しました。今は、改修工事中なので、写真の甲浦駅(2018年当時)は貴重な映像です。
もう、こんなレトロな売店とかは復活しないでしょうし、以前は屋根につばめが巣を作っていたことが思い出されて懐かしかったです。13時30分、甲浦駅発の海部行きの列車に乗り、徳島駅へ向かいました。
この列車も、生まれ変わって全く違う車体となるのでしょうか。これにて今回の区切り打ちは終了です。
6回目の区切り打ちを終えて
最終日こそ雨に降られましたが、それ以外は天気に恵まれ、行く先々での景色を十分堪能することが出来ました。結果としては無事に全日程を終えることが出来ましたが、たまたま大きなアクシデントがなかっただけの事ですので、次回以降は時間配分を工夫する必要があると感じています。一方で、遍路宿の廃業が続いていることは、歩き遍路にとっては深刻な問題であり、状況が改善されることを願うしかありません。お遍路を世界遺産に登録しようという動きがありますが、特に歩き遍路は、地元の方々のご厚意で何とか成り立っているということを忘れてはいけないと思います。