植村旅館から13番大日寺(だいにちじ)まで

植村旅館を出るとすぐに駒坂峠という、ちょっとした峠を越します。下の写真は峠から見た鮎食川です。
写真にある橋を渡り、向こう岸に進みます。その後は、右方向(下流)に進むのが正しいルートですが、私は間違って左に曲がってしまいました。
この辺りはGPSがうまく信号を拾えなかったことから、間違いに気づきませんでした。写真のような素晴らしい山桜が見れたことはせめてもの救いです。
20分ほど歩いたところ、植村旅館の前に戻ったことからようやく間違えに気付きました。気を取り直して、来た道を戻ります。
13番大日寺までは、約12kmありますが、大半は鮎食川沿いの県道を歩きます。鮎食川は両岸に県道が通っているので、どちらを進んでも違いはありませんが、私は広野郵便局を目印にして左岸から右岸側に渡りました。遠くに見えるのは、広野小学校です。前回はこちらでお手洗いをお借りしました。
神山町はしだれ桜でも有名だそうです。それにしても鮎食川沿いは、景色が素晴らしいです。
ここは、入田小学校近くを歩いている時の写真です。菜の花でしょうか?
道の間違えもあり2kmほど余計に歩きましたが、8時30分、13番大日寺(だいにちじ)に到着です。
13番大日寺(だいにちじ)
大日寺は、道路を挟んで対面にある阿波の総鎮守である一宮神社の別当寺でした。門を入って正面には、しあわせ観音が立っています。
幸せを願ってお祈りすると良いことがあるそうです。植村旅館で作ってもらったおにぎりを、境内で食べて出発です。
14番常楽寺(じょうらくじ)
13番大日寺からは、2kmほどの距離にあります。道標とお遍路シールに従って歩けば、20分ほどでため池のほとりに到着します。
9時30分、本尊に到着です。常楽寺は、40段ほど石段を上がった場所に本尊があります。
境内は、流水岩の庭園にあり、歩きにくいのですが、何とも言えない美しさがあります。
弘法大師が、病に苦しむ老人に煎じて飲ませたと伝えらえれるイチイの木が本堂脇にあります。このアララギの霊木(アララギはイチイの別名)に置かれているあららぎ大師です。
15番国分寺(こくぶんじ)
15番国分寺までは1km弱の距離です。
あいにく本堂と庭園が修復工事の最中でした。私が参拝する時は、前回もですが、どうも縁がないようです。
741年、聖武天皇が全国66か所に建立した国分寺の一つとして建立され、境内だけでも東京ドームの半分程の広さはあったようです。これは、七重塔の心礎石です。当時の繁栄が偲ばれます。
16番観音寺(かんおんじ)
16番観音寺までは、2km弱の距離です。10時45分、鐘楼門に到着です。
市街地にあるお寺さんで、こぢんまりしています。堂々とした鐘楼門と、寄進者の名前が彫られた石柱で境内が囲まれている姿が特徴的です。
その昔、激しい雷に打たれても倒れなかったトチの木です。